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インタビュー特集

Vol.6 栗本五十市商店 保坂 弘士さん

パン製造メーカーから地元医療食品会社の工場長へ!

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保坂 弘士さん(54歳)

前職
工場長(パン製造)
現職
工場長(医療用食品製造)

山口県宇部市出身。大学卒業後、生産技術を経験した後、電線・ケーブルメーカーの製造兼品質責任者、パン製造メーカーでの工場長を経て、2018年4月、栗本五十市商店に工場長として入社。

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株式会社栗本五十市商店

創業70年以上の歴史を持ち、業務用治療用食品の卸売と減塩・機能性食品の製造・販売を行っている。食慣習の変化による慢性疾患の増加、高齢化の進展による介護食の需要増加に、どこよりも早く着眼し、広島・山口・大分県の病院、福祉施設において絶大な取引シェアを誇る。

http://www.isoiti.co.jp/

両親の体調が心配だったのと、子供が進学時期を迎えたことが重なったため、Jターンを決意しました。
食材の在庫や物流の状況などを考慮しながら生産計画を立てています。

食材の在庫や物流の状況などを考慮しながら生産計画を立てています。

現在の仕事内容を教えてください。

全国の医療機関・福祉施設などに減塩・機能性食品を生産・納品しています。
調味料と一緒に食材を真空包装し、低温加熱する「真空調理システム」で少ない調味料でも味がよく染み込んだ食品を生産しています。
食材には生と冷凍の2種類があり、在庫や物流の状況などを考慮しながら1ヶ月~3ヶ月の生産計画を立てています。レシピは調理栄養士が作るのですが、生産計画を立てる上で、内容の理解が必要なため、日々勉強をしています。
生産計画で一番気を使うのは在庫の調整です。食材は早く発注してしまうと保管が出来ません。先を読むことが重要で、管理が非常に難しいと思います。
また納品後、お客様からご意見を頂き、次回の生産に活かしていく事も重要だと考えています。業務は多岐に渡りますが、工場のスタッフと協力しながらすすめています。

 
入社前はどんな仕事をしていましたか?

関東地方で、冷凍パンの製造・生産・品質管理を行っていました。その前はUSBケーブルなどを製造するメーカーの製造、品質管理、新製品開発などを行っていました。

 
転職のきっかけは?

両親が高齢になり体調が心配だったのと、子供が進学時期を迎えたことが重なり、地元に帰りたかったのが理由です。
前職は群馬県だったため、週末山口県に帰省するには飛行機を使うしかなく、時間と手間がかかって大変でした。さらに長男の進学相談のために、これまで年2回だった帰省が毎月となったこともあって、地元での転職を考えるようになりました。

 
どのように転職活動を進めましたか?

2~3社の転職エージェントに登録し、Webサイトからの情報収集をメインにすすめました。Webサイトに掲載されている求人案件は限られるため、各社のコンサルタントと電話やメールで密に連絡を取りながらすすめました。

栗本五十市商店で生産している商品

最終的にはコンサルタントの「人の力」が大事だと思います。
メイツ中国の転職支援を利用していかがでしたか?

複数のエージェントから転職支援を受けている中で、私としては一日でも早く進行状況を知りたいと考えていました。
そんな中、波多野さんには非常にタイムリーに動いて頂けたので、自分の中での不安も払拭され、結果スピーディーに内定、入社が決まったと思います。
近年はメールのみのエージェントが多いと思いますが、今回の転職活動を通じて、最終的にはコンサルタントの「人の力」が大事だな、と感じました。

 
最終的にはコンサルタントの「人の力」が大事だな、と感じました。
 
転職してみていかがでしたか?

工場の周りは非常に自然が豊かで、よく散歩をしています。近所にある弥栄ダムは錦帯橋と並ぶほどの桜の名所と聞いていますので、今年の春はスタッフと花見をしたいと考えています。
また年間の休日が増えたので、ON/OFFの切り替えがしっかり出来るようになりました。
現在住んでいる大竹市から宇部市の自宅には車で2時間程度と近いので、毎週末に帰宅し、家族サービスをしています。土曜の朝に帰宅し、日曜の夜家族で夕食をとるのが恒例となっています。これまで8年位単身赴任だったので、家族と過ごせるのは有り難いですね。
自宅では前職の知識を生かし、趣味でパン作りにも勤しんでいます。一番大変なのはフランスパンですね。18時間くらいかかります。台所が粉まみれになるので、家族はやや迷惑顔ですが(笑)

 
転職を考えている人へのアドバイスをお願いします。

管理職の転職であれば、社長の考え方を把握し、賛同することで信頼を得るのが重要だと思います。いくらスキルがあっても信頼が得られていないと仕事は任せてもらえません。
一般社員の転職であれば、最低3年は勤めることが重要だと思います。
工場にはベトナムからの女性実習生もいます。1年目は辛い、帰りたいとこぼしていましたが、2年、3年と経験を積むことでスキルや自信もつき、2年目からは1年目の後輩実習生の指導にあたらせています。
調理やパン作りでは、知識として知っている事も、実際に何回か試してみないとわからないことがあります。仕事も同様で、どんなに辛いことがあっても3年あれば得るもの、見えてくるものが必ずあると思います。

最終的にはコンサルタントの「人の力」が大事だな、と感じました。

※本記事は2019年3月時点での内容です。